《MUMEI》

確執から飛び出した古巣に今更戻ることはできない…。



頭では解っていたが、いざ多忙な毎日から離れてみると、張りつめていた糸が切れたように、一抹の寂しさが心中に去来した。



その呟きは、かつて情熱をそそいだ仕事への未練を僅かながらに漂わせていた。



食パン「まぁ、いいさ…。」



食パンマンは自分に言いきかせるように小さく笑うと、グラスを口元に運んだ…。



食パン「あれこれ顧みたところで、何も始まらない…。


今の僕に出来るのは――…


…勇気を持って新しいフィールドに飛び込むことだけさ…。」



せせら笑いとともに見つめる指先には、ドキンちゃんの名刺が抓まれていた…。



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