《MUMEI》

それをグッド・タイミングと呼ぶのがふさわしい喩えなのか、首を傾げながらも食パンマンは本題に急いだ。



食パン「キミが用意してくれた、例のゴールデン・パラシュートの件だけど…」



*「決心してくれた?」



食パン「あぁ……ぜひキミの誘いに甘えようと思ってね…。」



*「わあぁ嬉しいーーー!!」



思わず携帯電話から耳を遠ざけたくなるようなキンキン声が返ってきた。



その声の背後には、風と波の音のようなノイズが混じっている。



どうやら屋外から電話しているようだ…。



食パン「ところで、いま何処にいるんだ?


随分、ノイズがひどいようだが…?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫