《MUMEI》 「今日はビーフシチューか」 「はい、良い材料が本家から届けられましたので」 着替えた後、私は再びソファーにダイビング。 「マーちゃん、随分くたびれてるねぇ。どったの?」 モモが心配そうに駆け寄ってきて、私の頭を撫でてくれる。 私は黙ってカバンからケータイを取り出し、開けて見せる。 『わっ! 美人がいっぱい!』 …フツーの男の反応だな、うん。 「…何です、コレ」 「わあ、動いてるぅ」 「生きて…いるの?」 三人とも不気味そうに男を見ている。 私は事情をかいつまんで説明した。 「あらまあ…」 「それはぁ…」 「厄介ね」 「ああ、だから疲れてるんだ」 『ヒドッ! そこまで言わなくても…』 男が落ち込むと、何かゲージのようなものが下がって数値も下がった。 「…マカ様、何か下がっていますわよ?」 「ほっとけ。私は腹が減った」 「ただいま用意します」 3人はバタバタと食事の用意を始める。 『ねっねぇ』 「何だ?」 前へ |次へ |
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