《MUMEI》

ミナは嬉しそうにケータイを見せてくれた。

少し長めの黒髪の青少年が、ミナのケータイの待ち受けにいた。

切れ長の黒い目、白い肌。

真面目で神経質そうな顔立ち。

「えへへ。ちょっとマカに似てるでしょ? 名前はマミヤくんって言うんだ」

「…んのアホォ!」

ゴッ!

「いったぁい!」

拳骨をミナの頭上に落とした。

「ケータイ没収! このバカ娘ぇ!」

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