《MUMEI》 「それでも交互にやれば出来るだろ? スコアを付けるから」 近くにあったメモ帳とペンを手に持つ。 「神経衰弱はキライか?」 反応が返ってこないことを不安に思い、ケータイを覗き込んだ。 『いっいや、オレと何かしようとする人なんて、はじめてで…』 ハズミは戸惑っていた。 「まっ、普通は会話とか接触だけだろうがな。生憎と私の不得意分野だ。こういう方法しか取れなくてスマンな」 『うっううん! オレ、こういうの好きだから』 「よしっ! じゃあ勝負だ!」 前へ |次へ |
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