《MUMEI》
「陸ちゃんが心配してわざわざ作り方教えてくれたんだよ?しかも映画の撮影中なのに周り中断させて色々教えてくれたんだよ?」
「なっ…本当に中断って…」
「本当に中断して教えてくれたんだ」
なんか聖ちゃんスゲー怒ってる…
…
俺は…
意を決し…
「〜〜@☆♂Å#!!!!」
死ぬ気で飲み干した。
▽
「ガハッ!ガハッ!ウアッ!ヒハアッ!」
口ン中どぶ川や!
死ぬ気ちゃう!こりゃマジで死んでまう!
聖ちゃんはまたキッチンへと消えた。
とにかく水飲みたい。俺はベッドから出ようとすると
「コラッ!今日は起きちゃダメ!」
聖ちゃんが戻ってきた。
「ごめん、水欲しいの、水…」
「あー後でね、ほら寝なさい」
「…あぅ〜」
▽
俺は唾液目一杯だして口の中のどぶを必死に飲みこむ。
聖ちゃんは俺の足元まで布団を捲り上げ、なぜかスエットを太腿まで上げた。
ヒヤリ…
「な!なにっ??」
「馬肉」
「ばっ!ばっ!馬肉う?」
「馬肉、貢節々痛いって言ってたじゃん、馬肉貼っとけって陸ちゃんが言ってたんだ」
…いいのか?
これ当たってんのか?
▽
馬肉の上から包帯をぐるぐる巻きにされ、もちろん両方の膝に貼られた。
つか、何故膝?
しかも…
「よし!完璧」
「〜〜〜〜!」
俺の両方の鼻の穴に
葱を!長ネギを刺した聖ちゃん!
聖ちゃんは満足そうに頷くと、更に…
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