《MUMEI》
生徒会寮でミーティング7
「話をそらすな」

「だって気になるじゃんか」

「高橋君。中等部生徒会顧問は白田(しろた)という

ごくごくごくごく普通の覚える必要も無い男ですから、名字だけ頭のほんの片隅に置いておけばいいですよ」

「ハイ」


黒!


名前の通り黒いぞ黒崎先生!


つーか絶対『普通の男』じゃねーだろ!


「黒崎と白田は天敵だからねー」


この雰囲気に慣れているのか、普通に一ノ宮先輩が言った


「…失礼な」


黒崎先生のオーラが更に黒くなった


そんなに、嫌なヤツなのか?


でも、あの小動物生徒会の顧問だし…


「白田はどうでもいい」

「そうだね、そのうち会うだろうし」

「…ここにたまに来ますからね」


そこで白田先生の話は打ち切りになった


「さて、本題だ」


会長は、俺を睨んだ


「お前、ジョーカー…

の、弟子か、何かか?」

「は?」


何だそれ?


「とぼけんな、お前の飛び蹴りは、ジョーカーそのものだった」


いや、だってそれは、本人だし


「お前がジョーカーと無関係とは思えない」


…だから、本人だし

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