《MUMEI》
俺様バ会長2
「とにかく!高橋誠、お前はジョーカーの関係者に間違い無い!」


ビシッ!と俺を指差す会長


…指差すな、人を


「素直に認めろ!」

「あー、ハイハイ」


何かあまりにも馬鹿だから、認めてみた


「ハハハ、認めたな」

「うん」

「では、弟子に訊く!」

「いや、弟子じゃ」

「師匠は何処だ!」


だから、そもそも関係者とは言ったけど、弟子とか…


「答えろ!ジョーカーは何処だ!」


人の話を聞けよ、おい


「バ会長、興奮し過ぎ」

「うるさいナルシー」

「プッ」


会長、やっぱりバ会長って呼ばれてんだ


一ノ宮先輩、ナルシーってナルシストからだろーし


二人ともぴったり!


「「何笑っんだ」よ」

「わ、悪い。にしても、ジョーカー探してどうすんだよ」


再戦でもやんのか?


「あ? んなの、決まってんだろ

俺のモンにすんだよ」

「…へ?」


も、モン、って、何だ?


「バ会長、それってまたセフレ?」

「違う。アイツが手に入るなら、セフレ…

一桁にしてもいい」

「いや、そこやめるとこだろ!」


一ノ宮先輩の質問に真剣に答える会長に、俺は思いっきりツッコミを入れた

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