《MUMEI》

『いつまで、そうし
てるつもり?』

殿下は、僕と夢視様
を射す様な目で見る


『あっ…すみません
夢視様。』

僕は慌てて、夢視様
の身体を静かに離す

夢視様の顔色と震え
が心配だったけど…


『君が、花?!最近
夢視が大切に育てて
いると言う』

品定めするみたいに
ジロジロと舐め廻す
様な視線を向けられ
白は落ち着かなかっ
た。


『あ、はい。初めま
して、白と言います
えと、レイノルド殿
下?』


『ふーん、なかなか
可愛い顔をしてるん
だね?そうだ、君も
来るかい?夢視と一
緒に、僕の部屋に』

にこりと笑って殿下
は僕に聞いた。

『お戯れは、止めて
下さい殿下!白はま
だ子供なんです!』

夢視様の悲鳴の様な
叫び声が響いた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫