《MUMEI》

「何コレ?」


「なんかムズい本ばっかだな。
漫画ないんすか?」


「あ〜!!
そこはいじんないで!!」



























久々に暇してる僕は、


安本さんの家で宅飲み。


ヤマと恭介も連れて。


「…何でウチの場所知ってんだ?」


サプライズで来てあげた僕たちに対して安本さんはそう言った。


まぁそこは必殺、


「いいからいいから!!」


で済ませて上がり込む。


早速ベッドを占領していた僕に電話がかかってきた。


美紀からね。


練習ないなら遊ぼ〜よって話だったけど、


そこはやっぱ飲みたいし。


必殺「ごめんね。」


僕と美紀が付き合ってからまともなデート…


というかまともじゃないデートすらしてない…


早速ダメ彼氏ぶりを発揮してる僕。


「あ〜!!
いじんないでって!!」


まぁ安本さんも楽しそうだし、


許してよ。


うん。

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