《MUMEI》 「きりぃ〜つ。 礼。 ちゃくせきぃ〜。」 ガタガタッ… 「え〜今日は…」 (ねみぃ…) … 朝練を終え、 各々が教室へ。 授業を受けていた。 (ダメだ… 試合の疲れ残ってるし朝練もやってきたからな… すげ〜眠い… ちなみに村木は?) 「…zzz」 (あいつもう寝てんのかい… まぁぶっちゃけ授業中にでも寝なきゃやってらんね〜わな… 今練習休むわけにも行かね〜し。 勉強は後で取り返せるけど、 ハンドは今だけだし。 まぁどっちが切羽詰まってるかって話だよな… よし… 決めた。 俺も今日は寝る。) … 通常の練習に加え、 朝練、 夜練、 時には試合も組む彼らの睡眠時間は、 ほとんど授業中になっていた。 無理を承知の練習。 スポーツには追い込む時期が必要。 特に経験の浅い選手が多い赤高は尚更だった。 授業中に寝ているのはユキヒロや村木だけでなく、 1年生も含め選手たち全員であった。 … 「あ〜、 じゃあ次の問題… 沖。」 「zzz」 『起こさないでください。』 「…張り紙と枕まで使われると起こす気すら失せるな。」 睡眠態勢もバッチリである。 前へ |次へ |
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