《MUMEI》
2人は佑香から送られたサイトを見ていた。



｢…何これ？｣



｢高総体ベストセブン予想ランキング？｣



｢そうそう。


クロさんが美紀さんにお願いして、


このサイト使ってる人たちに予想してもらってるんだって!!｣



｢また何の為に…｣



｢上手い選手たちの情報を集める作戦らしいよ。｣



｢すげぇなあの人…｣



｢使える物は何でも使うんだね…｣



｢情報収集は基本。
とかなんとか言ってたらしいよ。｣



｢ふ〜ん…
そのものまね似てね〜よ。｣



｢うっさい!!｣



｢あのさぁ…｣



｢ん？｣



｢この…
かわいいマネージャーがいる学校ランキングってのは何？｣



｢あ〜、


それは恭介さんのアイデアらしいよ。


かわいいマネージャーがいる学校はモチベーションが高いから強かったりするとか言ったんだって。｣



｢…絶対個人的に知りたかっただけだよ。｣



｢俺もそう思う…｣



｢実はあたしも…｣



｢人の彼女に何やらせてんだよ…｣



｢最低だね。｣



｢ホント最低…｣



｢…｣



｢…｣



｢…｣



｢んじゃ､見ようか。｣



｢だね。｣



｢ベストセブン予想？｣



｢いやいや!!｣
｢いやいや!!｣



｢かわいいマネージャーがいる学校ランキングですよ!!｣



｢…最低。｣

前へ |次へ
作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する
携帯小説の
無銘文庫