《MUMEI》

K部長「…………。」



A常務「…つまり…


…2万人の従業員を救えるのは…


…キミしかあり得ないんだ…。」



J社長「本当にすまない…。カレーパンマン…。


…どうか…我が社を救ってくれないか…?」



カレーパンマンは、よろめくように社長室のソファーの上に脱力した。



K部長「…少し……考えさせて貰えませんか…?」



目頭を押さえ、全てに絶望したように小刻みに首を振っている。



返事を先送りにするのがやっとの様子だった。





―――…しかし…

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