《MUMEI》

僕らが色々話しているウチに、くるみちゃんが寝間着に着替えて小さなスリッパをペタペタ鳴らして僕らの側までやって来ていた。

「何お話してるのぉ?」
「ん、昔の克哉…お兄ちゃんがくるみちゃんに似てるね、って話だよ」

そう言うとくるみちゃんは両手を高く上げ、ピョンピョンと跳ねて「似てゆの!兄ちゃみたいになれゆの♪」と言って大はしゃぎをしていた。

「…可愛いな、お前は///」
「んん〜///」

克哉さんはそんなくるみちゃんを抱き上げると、愛おしそうにぎゅ〜っ!と抱きしめていた。




「くるみちゃんはサンタさんにクリスマスのプレゼント何てお願いしたの?」

クリスマス恒例の子供が欲しいプレゼントの探りを、食事中にくるみちゃんに入れてみた。

「ん…サンタしゃんとおりぇとの内緒のお話なんだよぉ〜」
「そうなんだ〜…でも僕にだけなら教えてくれるかな?」
「んん〜……やっぱりダメなのぉ///」

そう言うとくるみちゃんは、恥ずかしいというように頬を赤くしながら両手で顔を覆ってしまった。

(面倒な方に行っちゃったな…ι)

素直なくるみちゃんだからあっさり言ってくれるかと思ったんだけど、これは欲しいモノを探し出すのにかなり苦戦しそうだった。

「くるみ、だったら手紙でも書いたらどうだ?」

あぁ…さすが子供の扱いに慣れている克哉さんだな、こうすれば何とか探れるかもしれない。

「う〜ん…でもぉ〜…」
「僕もサンタさんに手紙を書くからさ、一緒に書こうよ」

くるみちゃんが身体をくねくねさせて、なかなか決めてくれないので僕も一緒に書くと言ってみたんだけど、まだモジモジして決めかねているようだった。

「…はじかし〜かりゃ、ひとりぃで書くよぉ///」
「そっかぁ…じゃあその書いたお手紙は後で克哉さんに渡そうね」
「ん〜おてまみはポしゅトに入れるんじゃないのぉ?」

そっか…手紙はポストに入れるものだもんなぁ。

でも、このままではポストに入れに行ってしまう…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫