《MUMEI》 「七生……俺、頑張るからね。」 すぐそうやって二郎は無理するんだ。 「いいんだよ。俺は焦ってないから。掌に二郎の体温が乗っているだけで今は満足だし。」 ついでに俺の第二ボタンくらいまで開襟してくれれば……なんて。 いけねぇ、邪念が。 俺って二郎を前にするとダメなヤツになってく。 「かっこいいね。七生の肩に寄り掛かるとぽかぽかする。」 睫毛がゆっくり落ち、俺をる賛美しながら口角が持ち上がる二郎に俺は熱くなってムラムラするっ。 「もー、君達って本当羨ましいよ……」 きいさんの車内でいちゃついてしまっていた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |