《MUMEI》

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「良かったじゃん、記念すべき第1号…つーか、昨日は《初めて》記念日ね。おめでとう」


テキトーに茶化したわたしに、廉は、うるさいッ!といきり立つ。


「と・に・か・く!!俺に『興味ない』っつったこと、絶対、後悔させてやるからな!!」




………はぁ??

つーか、

考え、ガキっぽいなー。



わたしは、トンチンカンなことを言い出した廉をますます訝しく思い、顔をしかめた。

廉はわたしのしかめ顔を見て、フフン!と鼻を鳴らして得意そうにほほ笑むと、


「俺に夢見て、あとでほえヅラかきやがれ!」


と、意味不明な言葉を口にしたのだった。





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