《MUMEI》 . 「良かったじゃん、記念すべき第1号…つーか、昨日は《初めて》記念日ね。おめでとう」 テキトーに茶化したわたしに、廉は、うるさいッ!といきり立つ。 「と・に・か・く!!俺に『興味ない』っつったこと、絶対、後悔させてやるからな!!」 ………はぁ?? つーか、 考え、ガキっぽいなー。 わたしは、トンチンカンなことを言い出した廉をますます訝しく思い、顔をしかめた。 廉はわたしのしかめ顔を見て、フフン!と鼻を鳴らして得意そうにほほ笑むと、 「俺に夢見て、あとでほえヅラかきやがれ!」 と、意味不明な言葉を口にしたのだった。 ****** 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |