《MUMEI》
マイペース神澤4
そもそも、神澤に話をまとめようという気持ちがこれっぽっちもねー!


そのうえ会長は俺様バ会長だし


一ノ宮先輩はツンデレナルシーだし


となると


「黒崎先生、何とかしてくれよ」


頼れるのは、残りの一人


生徒会顧問の黒崎先生しかいない


「高橋君は、誰の補佐になりたいのですか?」

「えー別…」

「俺だろ」

「仕方ない、どうしてもって言うなら僕でもいいよ」

「…俺」


…別にって言おうとしたのに


「わかりました」


わかってくれたか、さすが黒崎先生!


「高橋君には、皆の雑用を頼みましょう」

「雑用?」×4


首を傾げる黒崎先生以外の四人


「雑用って、ヤルの込みか?」


会長の頭はそれだけか


「合意なら構いませんが、私が考える雑用ではありません」


…前半すごい事言わなかったか?


「合意、ね」

「合意…」


何故そこで笑う会長!


そして呟くな神澤!


「マッサージとかお茶くみは?」

「お茶はありですが、マッサージは合意なら」

「合意…」


また、合意か


けど、マッサージならなんとかなるかも


そうして、俺は、皆の雑用係に決まった

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