《MUMEI》 気になる違和感2俺と歩、相良歩は、幼なじみで、幼稚園からの付き合いだ 初対面の時から歩は女顔負けに可愛かったが 中身はクールで男らしかった 少し話しただけだが、高橋誠と昔の歩は何となく似ている その、歩が今のように中身まで女らしくなったのは、中等部に入学して 会長に、目をつけられてからだった それからすぐに歩は会長のセフレになった それが、本人の意志なら、俺は別に構わない ただ… 『相良』は『八坂』の傘下だ つまり、歩は会長には逆らえない立場にある だから、もし無理矢理なら、『鳳凰寺』の名前と権力を使って、歩を守ってもいいと俺は思っていた 今も、思っている なぁ、本当にお前、会長好きなのか? 「修治も大変だよねー」 「何が?」 「女の問題もそうだけど、この後、真中君の様子も見に行くんだろ?」 「あぁ」 それは、一年一番としての、俺の役目だ 「そのうえ、僕の心配までして」 「それは」 大事な幼なじみだから 「僕は大丈夫だから。じゃーね」 歩はすぐに自分の部屋に入ってしまった …本当に大丈夫なのか? 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |