|
《MUMEI》 プロの姿. そんな忙しいスタジオの中、 隅っこで見学していたわたしは、 ただ、圧倒される。 それは、松前さんやスタッフの真剣に仕事に取り組む姿勢や、 絶対的な存在感を放つ、廉の姿に、 わたしは、呆然と立ち尽くすことしか、出来なかった。 ………すごい。 みんないつも、こんなこと、やってるんだ。 わたしは、廉みたいなアイドルや、 それに携わるカメラマンたちを、 馬鹿にしていた。 アイドルなんて、みんなにキャーキャー騒がれていい気になって、 それを取り巻いているカメラマンやスタッフたちも、 あからさまにチヤホヤして、ご機嫌とって、 バカみたい、と。 勝手な先入観で、そう思い込んでいた。 . 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |