《MUMEI》 平和な夕食?4「ええ。今のダイヤのジャックより、優秀な、…ね」 黒崎先生よりって… スゲーな 「だから、誠の事もよーく、知ってるよ」 「!?」 な、渚さん!? 俺の耳元で囁いた渚さんの口調と声には優しさはなく 鳥肌が立つほど、冷たかった 「しかし、まさか君が、…ね?」 「何の、事だ?」 どこまで知ってるのかは知らないが 俺だって、これ以上取り乱して、墓穴は掘りたくない 「さすが、ジョーカー。冷静だ」 「…」 「…さすが、あの有名な…伝説の キングとクイーンの子供だ」 「…それ、どこから?」 「優秀な、情報屋から」 「俺も、知ってる?」 「…さぁ。でも、君なら会った事があるかもね」 「…」 「気になる?」 「まぁ、…けど」 「?」 一番重要なのは、ここだ 「俺が、何でここに来たか、聞いた?」 「叔父である理事長に呼ばれて、だろう?」 「そうか」 それだけならいい 俺が女だと、バレてなければ それに、『皆をメロメロにする』とかいうふざけた誠治さんの指示は知らないみたいだし 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |