《MUMEI》
平和な夕食?6
「確かに、違いますね」

「本気で好きなんですか? 高橋が」


いやいやそれは無いだろう!


「今は、まだ本気ではありません。これからはわかりませんが。

…そういう、君達は?」


観音寺さんが見つめる先にいたのは、鳳凰寺と


何故か、虎之介先輩


「俺は気に入ってるよ!」


お前は質問されてねーだろ、聖


「俺は、まだ微妙」

「…俺はホモじゃない」


少し間をおいて


聖を綺麗に無視して、鳳凰寺と虎之介先輩は答えた


「そうですか。できればそのままでいていただけるといいですね。

明日から、本格的に共学になりますし。

…では」


渚さんは、優雅に部屋を出ていった


…全員分の食器を余裕で持って


スゲーなー


食堂の微妙な雰囲気は考えない事にして、ただひたすら感心していた


そんな感じで


鳳凰学園入寮二日目も、初日同様濃い一日だった


明日から、いよいよ鳳凰学園は





共学に、なる

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