《MUMEI》
エアーに質問
エアーは相変わらず無言だったが、その光景


ネオンがクーに抱きつき


アルゴンがネオンの服を引っ張っている姿を


不思議そうに見ていた。


「は、離れて!ネオン!」

「あ、ごめんなさい」


何か、恥ずかしい!


クーは、顔が赤くなるのを感じた。


ホモではないが、スキンシップの激しいネオンに慣れていたクーだが


何故か、この光景をエアーに見られるのは、嫌だと感じていた。


クーちゃん、本気で、この子を…?


そんなクーに、ネオンは更に不安を覚えた。


珍しいな、クーがこんなに嫌がるなんて


鈍感なアルゴンは、さっぱり気付いていなかった。


「ねぇ、エアーちゃん。何も食べなくて、お腹すかない?

具合悪くならない?

それに、お水ばかり飲んでるけど、おトイレは大丈夫なの?」

「ネオン!?」

「おい!?」


ネオンが急にエアーを質問攻めにしたのは、クーを心配しての事だったが


当然、クーとアルゴンは何もわかっていなかったからネオンの突然の行動に驚くしかなかった。


しかし、そんな二人も


更にネオンも驚く返事がエアーから返ってきた。

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