《MUMEI》 恋人同士私と先生・・じゃなくて純が恋人同士・・。 何か嬉しいって気持ちも大きいけど・・不思議とか幻かなとか思っちゃうな・・。 純は嬉しいのかな・・?? 「おはよう♪」 「おはよう、琉緒」 「何か良いことあったでしょ??」 「えっ何で・・?」 「肌のツヤがいつもよりいいよ??」 「そんなことないよ」 「親友なんだから隠し事なしだよ〜」 「あのね・・」 番号知ってることを誰にも言わないこと―。 「ん・・どうした?」 「やっぱりいえない・・・約束したの」 「そっか・・。今はいえなくても・・。言えるようになったら言ってね?」 「うん!」 「あっ、次・・福山先生の授業だよ・・?琉緒・・?」 「そうだね(苦笑」 「えっと・・今日は気体の性質のところだけど・・城所さん」 「はい」 「二酸化炭素の性質は?」 「えっと・・石灰水を白くにごらせる・・」 「正解・・」 授業中チラチラと純と目線があう。 「授業終わり」 「えっと・・城所さん理科室に来て・・」 「えっ・・あ・・はい」 「委員会のプリントあるから」 「はい・・」 「先生・・理科室遠いですよ」 「だろ・・?ホント毎日行き来するのすごく大変なんだからな」 「着いた」 「えっとプリントは3種類だから」 「はい・・それと・・コレ・・」 「何ですか・・」 青っぽい箱・・。 「付き合った記念・・絶対忘れたくないから・・ペンダント・・・」 「ほんとに・・ありがとう・・・」 「開けてみて」 「わぁ・・キレイ・・」 ハートの中にピンクのストーンが入っている・・。 「それ・・俺とペアなんだ・・」 「ほんとに・・?」 「うん。俺のはハートで真ん中がくぼんでる・・。絵麗那のとくっつけられるんだよ・・。一目ぼれで買っちゃった・・」 「ありがとう」 「名前彫るわけに行かなかったから・・日付彫ってもらった」 「ありがとう」 「今日・・夜・・電話するから・・」 「うん・・分かった」 「じゃあな・・」 「うん」 「それと・・ペンダント・・明日から着けてこいよ」 「何で今じゃ・・」 「今つけてきたら不自然だろ・・?」 「はーい・・プー」 「何がプーだよ・・絶対ダメだからな」 「うん」 嬉しい・・。すごく嬉しい・・。 私ばっかりが一方的に想ってるわけじゃなくて・・純も想ってくれてるんだね・・。 前へ |次へ |
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