《MUMEI》

ピロシキ「ふっ…。


そうなればオレ達のビジネスにもシワ寄せが来るって訳か…?」



ボルシチ「そうだ…。


中国が買い手に回れば、やがて西側をも巻き込んだ臓器争奪戦が始まる…。


だから今のうちに日本との有望なパイプを確保しておく必要があるのさ。


…アイツ等を使ってな……。」



ボルシチェンコは、朝靄の中で大きくなってくる識別灯の光を指さした。



ボルシチ「奴らは武器と麻薬を…。」



弟は、揚げパンの表面にザラつく髭を撫でて頷いた――…。



ピロシキ「オレ達は臓器と現金って訳だな…?」

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