《MUMEI》

『で、殿下!!』


『なぁに?夢視?』

必死な形相の夢視に
薄ら笑いを浮かべる
殿下。


『…くっ、私が……
お相手を……』


『えーーでも、嫌な
んだよね?夢視は?
無理しなくても…』


『白には…何もしな
いで…』

ーー私の白を、汚さ
ないでーー

夢視は、殿下に頭を
下げて懇願する。


『ふーん、そんなに
白が大事なんだ?!
たかが花なのに?』

夢視の態度が、殿下
を苛立たせる。


『夢視様!僕、平気
です、殿下、僕を…
夢視様の代わりに』


白の言葉に、遂に殿
下の怒りは爆発した

白の口に猿轡を打つ
様に命じて、夢視に
向かって口を開いた


『じゃあ、自分から
僕を誘ってごらん?
淫らに腰を振ってさ
?出来るよね、可愛
い夢視?』

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫