《MUMEI》

船同士をつなぐ橋が渡されると、真っ先に二本角を生やした黒い顔の男が、漁船から上がってきた。



バイ菌「久しぶりだな、ボルシチェンコ…。


元気だったか?(笑)」



ボルシチ「あぁ、バイキンマンの兄弟よ…。」



社交辞令的な挨拶とシェイクハンドが交される。



和やかな談笑に耽る間も、対峙する男達の眼は緊張を弛めることはない。



バイキンマンもボルシチェンコも、まだ100%相手を信用しきった間柄ではないからだ…。



右手で握手し、左手で銃を突きつけるような腹の探り合いは、もう既に始まっていた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫