《MUMEI》 空「あぁ、夏休みだぁ」 終業式も終わり、ホッとした体を灼熱の太陽が照らす。 暑い。暑くて死にそうだよ・・。 今更思えば・・『暑くて死にそう』なんて言わなきゃ良かった・・。 本当だったら・・これから・・中学の2度目の夏休みを迎えるはずだった―。 それなのに―。 「キィィィ」 車のブレーキ音がどこか遠くで聞こえた気がした。 その瞬間だった―。 体がフワリと宙に浮いた。 その時・・私は何故か、空がいつもより、近く感じた―。 そしてくっきりと蒼く感じた。 ただ、それだけだった―。 前へ |次へ |
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