《MUMEI》
私の存在
 目が覚めた時、私はいつものように、私のベッドの上にいた。
 いつものように、リビングに行って、
「おはよう」
と言ったのに、誰一人振り向く人がいなくて、
触ろうと思うと、触れなくて・・。
 手がすり抜けていく―。
 私はリビングを見回して、驚いた。
 私は、自分の遺影を見つけた。
 まぎれもなく私の遺影だった―。
「あたし・・・・死んだんだ」
すごく重い言葉を発したって分かってる・・。
 でも・・、そう言ってみて初めて自分が死んだって分かった。
 カレンダーが二枚もめくられていた―。

 家にはいつも居るお父さんはいなくて、ママは泣いてて・・化粧もしてないし…妹の沙莉亜は寂しそうに一人で学校に行った。
 今までは、ここにたくさんの笑顔があふれていたのに。
 あたしが家族を不幸にした―。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫