《MUMEI》 でも他のヤツとも、いっぱいしてるだろうしなぁー。 …あっ、落ち込んできた。 「ちょっと待って!」 しかしいきなり腕を捕まれ、現実に戻った。 うをっ! 追いかけて来た…。 もしかして、追加ビンタ? 「なっ何?」 アイツは息を切らせながら、オレを見た。 「本気の恋愛…しろって言ったじゃん」 「あっああ」 「なら、キミにする」 「…えっ?」 今何か、小悪魔の囁きが…。 「だから、キミに恋することにするよ」 「でっでも、オレは男は…」 「でも僕がキスして、イヤじゃなかったんだろう?」 「うぐっ」 それは…そうだけど。 「キミって本当に素直だよね。そういうところ、気に入ったよ」 そう言ってまたキスをしてくる。 オレは何故か抵抗出来ない…。 キスを甘く感じてしまうんだから、やっぱりオレは…。 「これからよろしくね!」 抱きついてくる体も、突き放せない。 ああ…明日から、オレの運命はどうなるんだ? 前へ |
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