《MUMEI》

「じろーせなかー。」


「はーい。」

二郎の力だと弱いときもあるけれど、痒いとこを聞いてくれるのでちょうどいい。


「さっき七生が怒られてたよ。」

律斗、余計なことを!


「え!」


「違う違う、二郎と風呂入るって言ったら怪しまれただけだし。」


「……そうだね、俺も最初は……。」

最初はなんだよう。


「ジローのぼせた?」

律斗が心配している。
ふーん、二郎でもやましいこと考えるんだ。
嬉しいじゃないか。

お互い見慣れた躯でもあるのだから、隠すことなんて無い。
そりゃ、たまにムラッとはするさ男の子だもん。
でも、二郎は隠してる方がエロい……そうだなこの間の学ランとか。





「………………………………………………………………………………………………………便所。」

シャワーを頭から被ってトイレに駆け込んだ。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫