《MUMEI》

バイ菌「この音は……肖戒機か?


…まさかロシア海軍じゃねぇだろうな…?」



バイキンマンの悪い予感が正しければ、武器と麻薬の洋上取引の現場は、空からまる見えだ。



すぐさまロシア海軍の巡視艇がやってくるだろう。



そうなれば当然ただでは済まない。



良くて老いさばらえるまでシベリアで禁固刑…



悪くすれば銃殺だ…。



そうならない為には、せっかくの取引の品々を海洋投棄するしかない…。



バイ菌「おい、ボルシチェンコ…


…どうなんだ?」



バイキンマンは、焦りを滲ませた声でボルシチェンコの横顔を見やった。

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