《MUMEI》 「あ…れ…?」 「あのね… 全部聞こえてんのよ…」 春奈はため息混じりにそう言った。 「人ん家来て覗きするなんて… どんな教育受けてんのよあんたたちはッ!!」 … 恭介宅リビング。 「あ〜あ… まぁ… 自業自得だからな…」 リビングには、 ひたすら晩ご飯を食べ続ける村木と、 ボコボコになって並びながら正座している日高、 関谷、 沖。 その3人に説教をする春奈。 あきれ顔でその様子を見る恭介の姿があった。 「ずびばぜんでじだ…」 「ずびばぜんでじだ…」 「ずびばぜんでじだ…」 「…主犯は誰?」 春奈は不機嫌そうにそう言った。 「こいつです。」 「こいつです。」 日高と関谷、 2人は沖を指差した。 「俺ぇッ!?」 「なるほど… そういえば隊長とか呼ばれてたもんね…」 「いやあれはギャグで…」 「そうです。」 「そうです。」 「おいッ!!」 「こいつにそそのかされました…」 「俺も来なきゃ後で酷いぞって…」 「おいッ!! 俺たちの友情は不滅じゃなかったのかよ!?」 「はぁ…」 春奈はまたため息をつく。 前へ |次へ |
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