《MUMEI》 「あんたたちホントバカね〜… 恭ちゃんが一目置いてるチームの子たちとは思えないわ… ホントに今日は練習しに来たわけ? というかそもそも本気で優勝目指してるの? 全然信じれないんだけど…」 「当たり前っす!!」 「そこは譲れないっす!!」 「優勝しか目指してないっす!!」 「ふ〜ん… そうは思えないけど…」 「優勝しますよッ!!」 「優勝しますよッ!!」 「優勝しますよッ!!」 3人は声を揃えて言った。 「ふ〜ん… じゃあかけようか。」 「え?」 「あたしたちの大学はね? 毎年練習の代わりに高総体の決勝を見に行くの。 その時にあんたたち3バカが活躍して、 もしホントに優勝できたら…」 ゴクッ… 「できたら…?」 「ちゅ〜してあげ」 「約束しますッ!!」 「約束しますッ!!」 「約束しますッ!!」 春奈の言葉を遮ってそう言った3人の表情は… 下心に満ちあふれていた… 前へ |次へ |
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