《MUMEI》

頬が赤くなりながら
そんな事を考えてた
ら、昌也の声が耳元
から聞こえた。


『練習しとく?俺と
?』

普段の昌也の声より
低く艶っぽく言われ
僕はゾクリと震えた


『え?何を…?』

そう言いかけた僕の
目の前には、整った
昌也の顔のドアップ
があった。


『初めてだろ、キス
すんの、和樹は?』

そう言って、僕の肩
を掴んで……


『チュッ!』

啄む様な、軽く触れ
るだけのキスをした

『へ?』

呆気に取られる僕


『これが、フレンチ
キスね?で、これが
…』

昌也は、僕の顎を掴
んで上を向かせて…
さっきよりも深く唇
を寄せて来た。


『んっーーー!』

僕が、ギュッと口を
閉じてたら、昌也は
一旦、唇を離して…
口を開ける様に言っ
た。

流される様に、昌也
の言う通りに口を開
けると、昌也の舌が
僕の口の中に入り込
んで来た。

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