《MUMEI》

―――…その時!!



――… ビスッ!ビスッ!… ザッパーン!



二つの軽い炸裂音の後、何かが海面に落ちる音が聞こえた。



――… タンッ!タァーン!!



遅れて響く銃声に、辺りの空気が一変する!



バイ菌「なにィ!?」



バイキンマンが振り返ると、漁船の甲板で見張りに立っていた かびるんるん2号の姿が忽然と消えていた。



それだけではない…。



漁船の操舵室の窓には、蜘蛛の巣状のひび割れが走り、そこに待機していた筈のかびるんるん1号の姿も無くなっていた。



その代わりに――…



操舵室の窓や内壁は、真っ赤な血しぶきに染まっていた!

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