《MUMEI》

開始の礼をしたあと、
それぞれ各自のポジションへ移動する。


俺と倉木先輩はオフェンス。


奴等のうち…あの金髪の奴と、
坊主でシルバーのピアス、
栗色の前髪を逆立てた奴がオフェンス。


更に赤髪のオールバック、
黒髪を後ろで束ねた奴がディフェンスだ。



フランスチームなのに、
5人も要のポジションに日本人が占めている。


そんな状況に俺はただ圧倒されていた。


と、同時に奴等の実力に絶句した。


先輩の言っていた通り、
奴等の実力は相当なものだと見てとれた。





――――ピピー――――!!!


試合開始。


初っ端からボールの争奪戦が始まる。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫