《MUMEI》

ドサリと甲板に崩れ落ちる、ドキンちゃんの亡骸――…





( 食 パ ン マ ン さ ま ……。




――… 食 パ … マ … さ ま …




――… 食 … ン … さ ………)





壊れた脳しょうは、一人の男の名を思考信号に変えて虚しく繰り返していたが…。





(――… シ … ョ …… ク ………




… サ ……………… マ ………。)





やがて暗闇に飲み込まれるように、それも途絶えた――…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫