《MUMEI》

地獄のような一時は、銃声が止むとともに終りを告げる。



ピロシキエフは、命あることを確かめるように、ゆっくりと頭をあげた。




―――… ブウウーゥン ……。



セスナ機は、明けの空に大きな円を描き、船の上空で旋回していた。



セスナの窓からは…



M16アサルトライフルを手にし…



カミソリのような眼をした男が一人…



ターゲットの“死”を確かめるように、鋭い眼光を放っていた…。



            :
            :

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫