《MUMEI》
歪み
『明日の夜、夢視に
内緒で部屋においで
?見付からない様に
来るんだよ、白。』

殿下の言葉に素直に
頷く白。


ーークスクスクスーー
《そう、1人でおい
でーー》


ーークスクスクスーー
《僕が、壊してあげ
るからねーー》


ーークスクスクスーー
《二度と、夢視に近
付かない様にーー》


…ねぇ、白、僕は知
っているんだよ?


《君の壊し方をね》


ーーアハハハハーー


殿下の心の中は、嫉
妬で醜く歪み始めて
いた。


何も知らぬ白は、自
分が代わりになる事
で夢視を助けられる
なら、どんな事でも
受け入れようと覚悟
を決めていた。


ーー僕が夢視様を守
るんだ!ーー


今一度、心に強く誓
う、白なのだった。

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