《MUMEI》

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やがてセスナ機は飛び去った…。



残された男達は、呆然と顔を見合わせる…。



ボルシチ「飛行中のセスナから、船上のターゲットを一発で仕留めるなんざ、並のスナイパーに出来る芸当じゃねぇ…。


これはプロ中のプロの仕業だ…。」



ピロシキ「ボルシチェンコ……まさかソイツは…?」



義兄弟の脳裏に共通して浮かぶ一人の男の名があった。





――…“G-13”……。



―…“デューク・トウゴウ”…。





だが二人とも、その名を口に出すこともできず…。



背筋が凍る思いで、甲板に横たわる二つの死体に目を落とすことしかできなかった…。

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