《MUMEI》 コミュニケーション不足. −−−それから、しばらく。 わたしは悶々とした日々を、過ごしていた。 剛史はやっぱり変わらず、わたしとエッチするし、遠慮とか、躊躇うことなんか全然ない。 それが、余計に不安になる。 ………『ヤるだけ』の女、か。 違うよね!? 剛史はそんなヒトじゃないよね!! そう思いたかったけど、不安はどーしても消えず、 親友のマイちゃんに相談してみた。 マイちゃんはわたしの話を聞いて、そっかぁ…と曖昧に相槌を打ったあと、 大丈夫だよ、とニッコリ笑った。 「鼎たちは、コミュニケーションが足りないだけ」 「コ、コミュニケーション??」 どーしても横文字はニガテだ。 . 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |