《MUMEI》 . ………わたしのこと?? なにそれ、『別れたい』とか、そーいうこと?? 疑心暗鬼になっているわたしは、勝手にマイナスなことを考える。 けれど、柏木サンは肩をすくめて見せる。 「最近、カナエちゃんが一緒にいてもつまんなそーだから、どうしたらいい??とか、なに話したらいい??って」 そこまで言って彼女は、ブッ!と吹き出した。 「そんなの、本人に直接聞きなよって言ったんだよ〜」 バカだよねぇ!?と、ゲラゲラ笑っている。彼女の、あまりの笑いっぷりに、隣のカレが少し気まずそうな顔をしていた。 . 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |