《MUMEI》 . でも、 剛史は、フッと笑い、 「今日は、いいよ」 下着姿のわたしを抱きしめる。 わたしの髪の毛を撫でながら、耳元で優しく囁いた。 「もっと、ちゃんと、話、しないとだし」 それを聞いて、 わたしもほほ笑む。 ………強がっちゃって。 我慢しなくてもいいのに。 でも、今日は、 お言葉に甘えようかな?? 「じゃあ、なんの話する??」 「…改めて言われるとなー。鼎、なんか話題、ないの?」 「それ、わたしに聞く??」 軽やかな笑い声が部屋の中に響く。 わたしの手には、剛史の温もりが、しっかり伝わっていた。 −END− . 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |