《MUMEI》
入学式準備4
「それじゃ、役割を発表するよ」


そう言ったのは、一ノ宮先輩


やっぱり会長じゃねーんだな


「いつも通り、司会の成瀬は榊原と進行表とマイクチェック。

双子は僕と照明チェック。

鳳凰寺は新入生代表挨拶あるから成瀬と一緒に行動。

相楽は新入生男子受付。

それで、誠は女子生徒全員受付」


…ん?


「…全員?」

「そ。風紀委員以外全員」

まさか


「…一人で?」

「まさか。ちゃんとサポート付けるよ」


だよなー


「俺、行く」

「はい、神澤寝言言わない。君と会長は大人しくしてなさい」

「誠といたい」

「仕事する気無いでしょ」

「うん」


『うん』て、正直過ぎだぞ神澤


「いいから、大人しくしてろ!」

「やだ」

「…一ノ宮先輩の言う通りにしろ、神澤」

「うん」

「よし」


やっぱりジョーカーモードで命令すると効くな


そんな俺と神澤を見て、皆は唖然としていた


「じゃ、じゃあ、解散!」


こうして、俺達は、それぞれの持ち場に移動し始めた


男女の受付場所は、入口が別だが、途中まで、俺は相楽と一緒に移動する事になった

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