《MUMEI》
入学式受付5
「鈴木虎之介君?」

「はい?」


ん?


順調に受付を続けていると、一人の女子生徒が虎之介先輩に話しかけていた


セーラー服を着たその女子生徒は三年生にしては、童顔で可愛い系で、虎之介先輩より小さくて


もしかして…


「私、貴方の…その、彼女、…に、と、言われた

竜野 美弥子(たつの みやこ)と申します」


やっぱりー!


何かお似合いだと思った!


しかも性格良さそーだし


虎之介先輩ノーマルだし、嬉しいんじゃ


「あ、そ、そうか。よろしく」


…ん?


微妙


…照れてんのかな?


「あの、お花」

「あ、すみません! はい!御入学おめでとうございます」


慌てて竜野先輩に花を渡す


「ありがとうございます」

「いえ」


可愛いな


「虎之介先輩の相手、可愛かったですね」

「あ、あぁ。…そうだな。

お、二年生、来たぞ」


何か微妙な虎之介先輩


でも今は仕事しないとな!

…て、何か、…独特なオーラの女子生徒いるんだけど…


例えていうなら


…女王様?


だってさぁ…

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