《MUMEI》
帰宅後のイチャイチャ?
今日はあんまり仕事した感じがしなかったなあ


一日中オゾンの遊び相手をしていたクーは、そう思いながら、マンションに戻った。


「ただいま」

「おかえり」×3


クーの言葉に返事をしたのは、アルゴン・ネオン


そして、キセノンの三人だった。


「…」


エアーは相変わらず無言だったが、それでもクーは出迎えてくれた事が嬉しくて


「ただいま、エアー」


自分よりほんの少しだけ小さなエアーの頭を優しく撫でた。


「…」


エアーは、不思議そうにしていたが、嫌がる素振りはなかった。


「飯にするぞ」

「あんたは相変わらず空気読めないわね。もう少しクーとエアーちゃんにイチャイチャさせなさい」


キセノンがアルゴンの腹にパンチを入れた。


「ぐっ!」

「もっと腹筋鍛えなさい」


キセノンは苦しむアルゴンに笑顔で告げた。


相変わらず、激しいなぁ…


いつもの事なので、クーは特に口出ししなかった。


「もー、あっちでもこっちでもイチャイチャして!早くご飯にしましょ!」


一人余ったネオンが叫んだ。


それを聞いて、アルゴンだけは反論したが、綺麗にスルーされた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫