《MUMEI》

『なぁ、ラインハル
ト有栖川?朝、何時
起きだ?コレを作る
のに…』


『ハイ、ミドリ!ん
ーそですね、朝2時
から作り始めマスか
ら…』


…な、何ー?!朝一
番早いのは、パン屋
のオジサンじゃなく
て、有栖川さん家の
ラインハルトくんて
か?あり得無い。


『どしまシタカ?』


『いや、何でも…』


『美味しいデスか?
ワタシ幸せデース、
ミドリに食べて貰え
て!早起きした甲斐
がありマース!』


…その熱意は何処か
ら?いや、そもそも
何で私なんかを?


『な、ラインハルト
有栖川、なんで私な
んかと付き合う気に
なったんだ?』


『ハイ、ワタシ、こ
の木の上でミドリに
一目惚れしまシタ』


『はい?!』

木の上って、アナタ
は猿ですか?!

バカなツッコミを入
れてしまう翠であり
ました。

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