《MUMEI》

.

なにそれ?と尋ねたわたしに、晃はいよいよ呆れて、


「いいから行ってきなよ、待ってるんだから」


と、わたしを無理やり椅子から立たせ、ドアの方へ押しやった。

しかたないので、わたしはしぶしぶ、仲元くんのところへ向かう。

彼の正面に立ち、顔を見つめた。

取り分けイケメンというワケじゃないけど、めちゃくちゃブサイクってワケでもない。

『十人並み』ってとこかな??

わたしは仲元くんの目をまっすぐ見て、宇佐美ですけど、と素っ気なく名乗った。


「なにか用?」


冷たい対応に、仲元くんは苦笑いし、ここじゃ話せないから、と、わたしを教室から連れ出した。





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