《MUMEI》 そう言い放った。 しーん… その場にいた者たちは一気に静まり返った。 「え〜!!」 そんな空気の中。 クロが話し始めた。 手にはマイクが握られている。 「ハンド部代表ユキヒロ代理!! 黒田小太郎ッ!! 二十歳ッ!!」 「えっ!?」 「まさか…」 「だ…」 「代表挨拶ッ!!!??」 「ハンド部はッ!!! ベストエイトなんてケチなことは言いませんッ!!!! やるからにはッ!!!!!」 すっ… クロは右手を空に掲げ、 人差し指を上げた。 前へ |次へ |
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