《MUMEI》

放課後…



「あ〜クロさんたちにはビックリしたな。」



マネージャー、


佑香が部室に向かっていた。



「よいしょっ…と。」



玄関で靴を履き替える佑香。



「さっきのさ〜、」



話声が聞こえた。



「ハンド部だろ!?


マジバカ!!


ただのウケ狙いっしょ!?」



(ムッ…)



聞き逃すことのできない言葉だった。



「優勝なんてできるわけね〜からッ!!」



そのバカにした態度に、


言動に、


佑香は文句を言おうとしていた。













ガンッ!!!













(え…)



だが佑香よりも早く、


彼らに文句を言おうと…


いや、


彼らの胸ぐらを掴む男がいた。













「な…なんだよッ!!」



「…」



「離せよ猪狩ッ!!!」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫